恥ずかしい経験
さて、恥ずかい経験といえば街中で道を尋ねられた時に答えられず、恥ずかしい思いをした事があります。
私はよく道を聞かれるのですが、自分自身が方向音痴のため答えられない事がほとんどです。特に旅先などの知らない土地で聞かれるパターンが多いです。
あの答えられない時の独特の気まずさ…変な汗が出そうになります。緊張して焦るので「すわっ、!」と、意味不明に言葉を噛んだりして非常に恥ずかしい思いをします。もう私に道を聞かないでください。でも、そう思えば思うほど聞かれるもので、異国の方に駅のホームで聞かれた事がありました。
身長がスラリと高くて瞳はブルー、髪はブロンドの男性でした。キョロキョロしながら私に向かってくるのがわかりました。もちろん私は英語が話せません。大学時代、金閣寺に行く観光客に英語でよく道を尋ねられ、焦った記憶が走馬灯のように駆け巡ります。身構えていたら、
「これ特急とまるん?」
と、流暢な大阪弁で聞かれました。一瞬固まりましたが「とまります」と、噛まずに答えられました。
思い返せばこれが唯一まともに答えられた経験だったかもしれません。