人形の遊び方で成長に気づく
我が家には人形が何体かいます。
リカちゃん、リカちゃん(ロン毛バージョン)ポポちゃん、ポポちゃん(風呂対応バージョン)
どの人形もよく遊んでくれています。
はじめの頃は扱いが酷く不安に思いました。
もしかしてうちの子は人に優しく接する心が無いのではないのか…?
例えば、人形が服を着ている事がほぼありません。
私が着せても着せても、必ず身ぐるみはがれています。
こんな感じでうつ伏せで倒れてるのを目撃する事しばしば。
夜中にこれに遭遇した時の不気味っぽさといったらもう…
小刻みに首をゆっくり逆回転させながら
「イッショニアソボウヨ、、、」
と今にも言い出しそうな雰囲気をバンバンかもし出してます。
イッショニアソボウヨ…のあとはもうアレですよ、チャイルドプレイの世界が繰り広げられ、私は物語の初っ端から首元を人形にかぶりつかれ、断末魔とともに確実にヤラれるんですよ。
っていうのを、夜中に裸ポポちゃんと遭遇した3秒間で私の頭の中をかけめぐりました。
話がそれました。
リカちゃんも同じくです。
だいたい裸です。
ポポちゃんよりグラマーなリカちゃんは、性犯罪事件っぽさが半端ないです。同じ女性として複雑な気持ちにまります。
裸だけならまだしも、娘は何を思ったか輪ゴムを大量に駆使して、難易度高めの亀甲縛りにしていました。
あぁ、次のステージに行ったんだな……。
裸から縛りへと新たな遊び方を覚えたんだと思いながら、毎回輪ゴムを解きながら「リカちゃんお疲れ様…」と心の中でねぎらっていました。
ポポちゃん(風呂対応)も被害にあった事を思い出しました。
このポポちゃんは水を弾くようにシリコンか、プラスチック素材で作られています。
何を思ったか娘はポポちゃんを裸にし、青色鉛筆で文字を隙間なく書きました。
しかも全身。
耳なし芳一化したポポちゃん。
これはイカンと思い、娘に指導。
消しゴムで消させるも、色鉛筆なので完全には消えない。耳なし芳一から二日酔い気味の青白いポポちゃんに変わっただけでした。
最近はようやく落ち着き、本来の遊び方に変わってきました。
服も着ています。
髪はややボサボサですが、
ちゃんと編まれており、娘なりにリカちゃんをオシャレに可愛がっている様子です。
ん?
んん……?
ハゲてる……
ハッと周りを見渡すと、リカちゃんの毛髪らしき残骸とハサミ……
娘はリカちゃんをどうしたかったのでしょう……。
きっとオシャレにカットしてあげたかったのでしょうね。でも思ったようにカットできず、いたしかたなくこうなってしまったのですよね……?
娘に人形を大切に可愛がる気持ちが、少しずつでも育っている事を願うkokeshi母さんでした。